佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

ウェルズの欧州紀行 (おっ! やるやんか ハンブルグ)

ザルツブルグを後にして、昨日はハンブルグにやってきました。
ハンブルグ行きの乗客はみんな厚着しています。
キルティングのジャンパーやコートを羽織っている人も多い。
私はTシャツの上に薄手のセーター一枚、ちょっと焦りました。
空港を出ると空はどんよりとし、風が強い。
日本で言えば、山陰のように厚い雲で暗~い感じ。寒いです。
ハンブルグはドイツで2番目の大都市にして、世界有数の港町。
市内の交通網も発達している。なんと、2両連結、3両連結のバスが走っている。


こんな長いバスが普通に走れる道路事情は日本には少ないだろう。
驚くのはバスや電車には、自分で切符を買って、好きなように乗り降りするそうだ。
これはザルツブルグでも同じような話を聞いた。
バスの運転士が切符をチェックすることも無ければ、電車に乗るのに改札を通ることもない。
無賃乗車をしようとすればいくらでもできる。
たとえば地下鉄には階段を下りていけばそのままホームに入る。
改札口など無いのだ。基本的に乗客の良心に任されているのである。
やるやんか!ハンブルグ
でも、たまに不正乗車を取り締まる検査が抜き打ちであるらしい。
一車両に一人ぐらいは不正乗車があるらしい。もちろん高い罰金が取られ注意される。
ちなみに、不正乗車も度重なり3回になると新聞に名前が載るそうな。
個人の良心に任せ名誉を重んじるところ、気に入った!

とまあ、褒めた後でなんですが、一つだけ苦言を呈する。
道路渋滞が激しい。自家用車が多すぎる。
燃料代は環境税もあって日本より高いそうだ。
それなのに自家用車通勤をする人が多いとのこと。
もちろんエコ意識の高い人も多いようだが、ちょっと惜しい。