佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

本日の酒『翠露 純米吟醸 中取り 袋しずく 生酒 美山錦』舞姫酒造をやる

知り合いから岩牡蠣をいただいた。
折角なので何か良いお酒をと『舞姫酒造 翠露』をやることにした。
先週、しおりんのパパさんが信州から取り寄せて下さった酒だ。
牡蠣にはシャブリが合うなどと言います。
実際にやや硬い辛口が合うとは思うのですが、今日は岩牡蠣
濃厚な味に日本酒が合うのかどうか、ワクワクしながらいただきました。


翠露「美山錦」中取り袋しずく・純米吟醸生酒
■原料米:美山錦(100%使用)
精米歩合:49%
■酵母:MK−8
杜氏:中村清輝(諏訪杜氏
■日本酒度:+2.0
■酸度:1.1 
アミノ酸度:1.2
■製造年月:2007.08

中取り袋しずくとは・・・ちょっと調べてみたところ
「モロミを布袋に入れて、槽(ふね)に並べます。そして、ポタポタと雫が落ちてきます。最初の部分は「荒走り」といって、オリが混ざっています。暫くすると、袋の目がオリで詰まって、透明な雫だけが落ちてきます。その雫を集めたお酒です」
ということのようです。
「荒・中・責」(あら・なか・せめ)の三段階の搾りの内、一番酒質の良い中取りの部分らしいです。

さて『翠露』の味ですが、口に含んだ瞬間、濃厚といっても良いくらいの豊かな米の味と香りが拡がりますが、その後、スッとその味が引いていきます。後には優しい甘みが口に残ります。どうしてこのような味になるのか、つまり、最初の一瞬は濃く感じたにもかかわらず、後でスッとキレていくのはなぜかを考えてみたのですが、もともとこの酒は優しい甘みを持つスッキリした酒なのではないかと思うのです。そして、その酒が生の状態で低温貯蔵され約一年の間熟成されることによって旨味と深みが加わったのではないかと考えるわけです。

今年仕込んだ若い酒ではなく、「製造年月:2007.08」の酒を飲んでみろというところにしおりんのパパさんの深謀というか策略というか、とにかく深〜く酒を愛する心がありそうな気がします。
どうでしょうか、しおりんのパパさん?


♪本日の一曲♪

牡蠣といえばブルー・オイスター・カルトを連想しますね。

BLUE OYSTER CULT [ DON'T FEAR THE REAPER ] LIVE,2002