佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『第316回 旬の会 』2009.2.5 @やつか

 昨夜「第316回旬の会」が「やつか」に於いて開催されました。料理は「クエ」づくしです。旬の会でクエを食べるのは平成2006年3月第281回例会以来だそうです。
 まず地酒のラインアップからご紹介しましょう。

信濃鶴    しぼりたて純米生酒  無濾過         (長野)
         日本酒度  +4.0
黒牛     特別純米  無濾過  生搾りたて       (和歌山)
         日本酒度   +6.0
忠臣蔵    山廃純米  《安兵衛》 搾りたて荒走り    (兵庫)
           日本酒度    +3.0      
名刀正宗  特別純米 超辛口 《脇》 生搾りたて     (兵庫)
          日本酒度  +15.0       
名刀正宗  特別純米  《情燗屋》  燗           (兵庫)
          日本酒度  +4.0   


まず「信濃鶴」ですが乾杯用にしおりんのパパが持ってきて下さった。この時期のみの酒で兵庫県ではまず手に入らない。酒米もあえて山田錦を使わず美山錦を使うあたり、気概が感じられる酒です。フルーティーな甘い香りはあくまで控えめで良い感じだ。独特の香りもあり存在を主張している。生で詰めているので舌先に微かな炭酸が感じられ、口中に鮮烈な旨味が拡がります。旨い。
「黒牛」は今日の料理がクエということで、クエの本場和歌山の銘酒。これも文句なしだ。播州からは「忠臣蔵 安兵衛 山廃純米」「名刀正宗 脇」「名刀正宗 情燗屋」。さすが米所、酒所だけあって、しっかりした骨太の酒、堂々とした存在感だ。

クエは鍋、あら炊き、鮨でいただきました。鍋は白身で上品な味、あら炊きはゼラチン質のとろとろの旨味を、鮨は脂ののった分厚い身を堪能しました。