昨夜「第316回旬の会」が「やつか」に於いて開催されました。料理は「クエ」づくしです。旬の会でクエを食べるのは平成2006年3月第281回例会以来だそうです。
まず地酒のラインアップからご紹介しましょう。
信濃鶴 しぼりたて純米生酒 無濾過 (長野)
日本酒度 +4.0
黒牛 特別純米 無濾過 生搾りたて (和歌山)
日本酒度 +6.0
忠臣蔵 山廃純米 《安兵衛》 搾りたて荒走り (兵庫)
日本酒度 +3.0
名刀正宗 特別純米 超辛口 《脇》 生搾りたて (兵庫)
日本酒度 +15.0
名刀正宗 特別純米 《情燗屋》 燗 (兵庫)
日本酒度 +4.0
まず「信濃鶴」ですが乾杯用にしおりんのパパが持ってきて下さった。この時期のみの酒で兵庫県ではまず手に入らない。酒米もあえて山田錦を使わず美山錦を使うあたり、気概が感じられる酒です。フルーティーな甘い香りはあくまで控えめで良い感じだ。独特の香りもあり存在を主張している。生で詰めているので舌先に微かな炭酸が感じられ、口中に鮮烈な旨味が拡がります。旨い。
「黒牛」は今日の料理がクエということで、クエの本場和歌山の銘酒。これも文句なしだ。播州からは「忠臣蔵 安兵衛 山廃純米」「名刀正宗 脇」「名刀正宗 情燗屋」。さすが米所、酒所だけあって、しっかりした骨太の酒、堂々とした存在感だ。
クエは鍋、あら炊き、鮨でいただきました。鍋は白身で上品な味、あら炊きはゼラチン質のとろとろの旨味を、鮨は脂ののった分厚い身を堪能しました。