佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『ふたりだけのSeason / わたせせいぞう(著)』(角川文庫)を読む

(男) それにしても遅いナ

・・・・・・・・・・・・・・

カノジョは思った
15分位待たせても
罰が当たらないんじゃないかと・・・・
                    (本書21P-22P)

 

 

ちょっと気分を気分を変えてみた。
春から何かと落ち着かなかった。
色々なことがあった。
自分がバタバタと走り回るわけではない。
心を砕いていればいい。
少し疲れたのか? イヤ、気のせいだろう。
夏が終わろうとしているせいだ。
子供の頃から、この時期になるとこんな気分になる。
寂しいような、切ないような、どこかへ行ってしまいたいような。

 

そんなわけで、わたせせいぞう氏の『ふたりだけのSeason』を読みました。
はじめてのわたせせいぞう氏です。
はじめてといっても、わたせ氏のイラストは何度も見たことがある。
ひょっとしたら雑誌などでショートストーリー(漫画)を読んだことがあるかも知れない。
氏の画には独特の洒落た世界がある。
素敵だと思うが、私の世界とは別のものだ。
しかし、読んでいる間は思わず引き込まれている。
それだけの魅力がある。
普段、あまい炭酸飲料を飲まない私が、たまにどうしても飲みたいと思うときがある。
そんな感じかな。1冊30分もかからない気分転換。清涼な時間。
ポルシェ356か・・・
そら、かっこええわな。

 

 

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