佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

かやぶき屋根の集落には悲しい歴史があった 2009/09/22 チャリチャリ日記 その3

鳴沢氷穴を後にして自転車はさらに北上。

9:30ごろ西湖に着く。

今日は本栖湖精進湖と廻ってきたので、西湖で富士五湖のうち三湖を巡ったことになる。

西湖の北西にある西湖いやしの里根場(さいこいやしのさとねんば)を訪れました。

ここにはかやぶき屋根の集落があり、その各戸が土産物屋、食事処、手芸品・美術・芸術作品の展示販売などになっている。そこに足を踏み入れると懐かしい日本の原風景がある。昭和三〇年代にタイムスリップしたかのような懐かしさだ。また集落からは富士山の雄姿と青木ヶ原樹海を望むことができるという絶好の富士ビューポイントでもある。

しかし、この集落が再現されたいきさつを知り驚いた。実はこの集落は一九六六年の豪雨による土石流災害により、ほとんどの家が押し流されて破壊されたらしい。当時の写真を資料館で見ることが出来るが、にわかには信じがたいほど凄まじい災害であったようだ。二〇〇三年に復元され観光スポットとして賑わっているが、ここにはそんな悲しい歴史があったらしい。

今日の富士山がは、たまに山腹の一部が雲の切れ間から覗くものの、ほとんど雲に隠れて見えませんでした。残念。