1月25日
向日葵の咲かない夏
『向日葵の咲かない夏』(道尾秀介/著・新潮文庫)を読みました。
帯に「このミステリーがすごい! 2009年版 作家別投票第1位」とのふれこみ。
買ってしまいますよね。積読本として数ヶ月置いていたものをついに読みました。
題名からして季節外れだなーと思いながらも、期待に胸をふるわせながら読みました。
ガッカリです。この小説はいただけません。
ミステリーは読者を驚かせればよいというものではありません。
読者が想像しないような意外な結末を用意すればよいというものではありません。
確かに、いろいろな技巧が凝らされていました。その技巧は高度なものであることも認めます。
しかし、私に言わせれば、これは小説ではありません。 以上。