佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

和歌山紀行・その7 『あおい茶寮のクエ料理はひたすら美味かった』の巻

1月30日

和歌山紀行・その7 『あおい茶寮のクエ料理はひたすら美味かった』の巻

「お部屋にご案内します」との声について行くと、廊下から見事な庭が見えた。吉宗ゆかりの庭園とのこと。

IMG_1419

庭を囲むように部屋がしつらえてあり、夜のとばりにライトアップされた庭の鮮やかさといったら、それはもうすばらしいものでした。廊下を渡る間、微かに香が漂い、平民の我々も何となくやんごとなき人になったような気分になります。部屋は一番奥まったところに案内されました。この部屋がまたすばらしい。他の部屋が廊下越しに庭を望むのに対し、この部屋は座敷から直接庭を望むことが出来ます。部屋の窓には御簾がかかり、庭の向こうにある対面の廊下からは我々の顔が見えないようになっています。

IMG_1423

こうなれば我々はやんごとなき人として振る舞わねばならない。一夜限りのやんごとなき人にヘンシン!!
「あおい茶寮は夜。月にほのかにうち光る庭を眺むるもいとをかし」などとのたまいながら、ヱビスビールで乾杯。宴は厳かに始まった。

IMG_1420 IMG_1425 IMG_1426
はじめは上品に八寸をいただきながら、静かにビールを飲んでいた我々であるが、クエの刺身(薄造り)が出てきた時点で方針変更。こうした刺身は上品に食べるよりも、皿に盛られた刺身の半分近くを箸でこそげて頬張るのが美味いのだ。てっさと同じなのだ。魚が美味ければ、飲み物は酒だ。すぐに酒を注文。「羅生門」「吉宗」「世界一統」・・・とにかくいろいろ飲んだのだ。あまりたくさん飲んだので何を飲んだのか正確には覚えていないのだ。矢継ぎ早に注文し、ぐいぐい飲み進めていく。その間に料理も次々と運ばれてくる。これがまた全て美味。箸がとまらない、杯がとまらない。

クエの焼き物

IMG_1427

クエの揚げ物

IMG_1428 

 

 

 

 

 

 

雑炊、香の物、デザートをいただき満腹。

もう大満足で二次会の居酒屋案は全会一致で却下。

二次会はバー「テンダー」でジャックローズを飲みたいということで一致した。(つづく)