佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

光のしずく

2011/6/15

 

森本二太郎 写真展 に行きました。

題して 「光ののしずく - 山に生きる 花たち -」

岡山市山陽新聞本社ビル2F・さん太ギャラリーで開催されています。

ミミーさんからの情報に接し、もうすぐにも行きたくて、

幸いにも今日は夕方から予定をあけることが出来たので岡山にすっ飛んでいきました。

山陽新聞社本社ビル前には、なんだか楽しいアートがありました。

 

 

 

ギャラリーには長野、群馬県などの高山で写した花や風景作品が50点ちかく展示されています。

まず最初に目をとらえるのは「春へのあこがれ」。残雪から顔を出す可憐なオオミスミソウ(別名・雪割草)が生命の息吹を感じさせます。「ガラス細工の花」と題された作品オオバクロモジの黄色い花がはまるでガラス細工のような美しさです。写真展の題名にもなった「花になった光のしずく」はこの作品展の中で最も印象的な作品です。いただいたはがきにその写真があります。これです。

 

 

イワハゼ(別名・アカモノ)という花だそうです。

私が森本二太郎氏の作品に初めて触れたのはレイチェル・カーソン氏の著書「センス・オブ・ワンダー」を読んだときのこと。文章のあい間に差し込まれた氏の写真は、森の湿り気や香り、気温までもが感じられるようなものばかりでした。今回の作品展で観た写真でも同じような感想を持ちました。特に雪、雨のしずく、露を光をとおして美しく撮っていらっしゃるのが印象的です。私の好きな写真は「湿原のトリコロール」「雨に頭(こうべ)を垂れる草」「雪に凍える残り草」でした。写真を紹介できないのが残念です。

帰りに写真集を一冊購入しました。サインをお願いすると快く書いてくださり、握手までしていただき感激しました。

 

 

 

 

 

一時間ばかりギャラリーで過ごさせていただいた後、岡山に来たからにはと「藤ひろ」で酒を飲みました。岡山の銘居酒屋です。刺身や穴子の焼き物をアテに岡山の地酒を3合ばかりいただきました。アテは全て美味しかったのですが、中でも「自家製チーズ」がものすごく酒にピッタリで気に入りました。〆はやはり「黄ニラぞうすい」。この店に行った時の楽しみです。良き夕べでした。