佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

名酒を飲む会

2012.3.30  18:30~

 

於 高砂 「忠助」

 

五人のバカどもとしっとり涼やかな女性一人、計六人が集まった。

 

大信州純米吟醸 生 番外品

 

 

 

信濃鶴純米生21年産美山錦 & 信濃鶴純米生22年産美山錦

 

 

 

まあま、おひとつどうぞ

 

これはこれは、かたじけない

 

ぐびっ

 

うう~む  これは……

 

ぐびっ  た、たまらん……

 

この芳醇な甘さはどうだ

 

アルプス酵母のしわざか…?

 

こちらも飲んで下さい。

 

どれどれ、ぐびっ

 

あぁ~ なんという……

 

一度でいいから、この酒の海で泳いでみたい。

 

なんなら、おぼれてもいい……

 

ぐび、ぐびっ!!

 

ふーっ  たまらん。 

 

それにしても、この21年産の酒のフレッシュさはどうだ……

 

確かに熟しているのに、若々しい  この矛盾が酔った頭を混乱させる。

 

ん? お隣の美女のことか?

 

それもそうですが、酒のことです。

 

ぐびっ  ぐびっ  ぐびっ

 

かくして、ただただ盃を重ねる行為はいつしか崇高な儀式と化し

 

我々はさながら陶淵明の謳った桃源郷にいざなわれたのであった。

 

「阿呆嵩じて崇高となる」 

 

私の敬愛する森見登美彦氏の名言である。