本日の一献は「杉錦・山廃純米 天保十三年」。
山廃本来の酸味の強い酒。複雑な風味を強い酸がイヤミ無く引き立てています。燗でやるとさらにうまいだろうな。
何よりも凄いのはコストパフォーマンス。一升2,180円です。これだけレベルの高い純米酒でこの値段なら毎日飲みにできますね。しかも温度管理に神経を使うようなヤワな酒ではありません。すばらしい。なんでも酒米ではなく一般米を使い、麹米７０％／掛米７８％の精米歩合といいますから、これが安さの秘訣かと納得。それでこれだけの味がだせるのがすごいのですよ。吟醸香が高く飲みやすい大吟醸を好む人にはお勧めしませんが、酒がとことん好きな人には自信を持ってお勧めします。
アテはもろきゅう。もろみは昨日、富士大醤油家島出張所で買い求めたもの。甘みのあるもろみですね。魚は鰹。刺身にしました。メインは季節野菜と鶏胸肉のうま煮（酢豚風）。いつもの休日の常として、夕方から台所に立ち酒をチビチビやる厨房男子です。
