佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

セカンドウィンド(Ⅱ)

『セカンドウィンド(Ⅱ)』(川西蘭・著/ピュアフル文庫)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。


 金剛ヶ峯での激闘から1年―名門・南雲学院自転車部の主力として、親友の田村岳らと日々切磋琢磨する溝口洋。だが彼は、ある理由から思い切りペダルを踏み込めなくなり、調子を落とす。キャプテンの南雲真一にも叱責され、チーム内での「ポジション」にも悩み始め…。個性的なキャラクターそれぞれに共感が集まり、話題沸騰の青春スポーツ小説シリーズ、新局面に突入。


 

 

 

 

Ⅱでは洋と岳は高校2年になって南雲学院高等学校の自転車競技部に所属している。ということはⅠの最終場面「金剛ヶ峰自転車ロードレース」で二人とも好成績を残したのだ。二人ともチームの中心選手となり、競技者として順風に乗っているようだが、洋はスランプに陥る。洋が様々な人と出会い、いろいろな経験を積む中で徐々にスランプから脱出できそうなところで幕を閉じる。友人の翠がフランスからスペインを旅する途中で洋に手紙を送ってきたという伏線が書いてあるということは、Ⅲではもしや舞台がヨーロッパに移るのかという期待を抱かせる。Ⅲを早く読みたい。

 

ところでⅢはピュアフル文庫からは出ていない。というより、ⅠもⅡも改訂新装版として小学館文庫から発売されているようだ。何かあったのか? あるいはピュアフル文庫ジュブナイルというイメージなので、Ⅲからは合わなくなっているのか? どの出版社からの発売であれ読みますよ。買いますよ。