佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

ファイティング寿限無

『ファイティング寿限無』(立川談四楼:著/ちくま文庫)を読了。
 
まずは出版社の紹介文から。

若い!貧乏!売れない!そんな落語家が、突然にボクシングを始めた。きっかけはケンカ。オレには、ファイターの素質があったのか!?「売れるためには、まず有名になること」師匠の言葉を信じて、一人前の芸人になるために、チャンピオンを目ざす日々…。笑いあり、涙あり、ケンカもすれば、恋もする。落語の楽しさと、スポーツの爽快さにあふれた青春小説の傑作。

 
 
 2008年第4回酒飲み書店員大賞に選ばれた一冊。積読本として長い間私の本棚に眠っていましたがついに手に取りました。
 何かを手に入れるということは何かを失うということ。ボクシング、落語、恋。自分にとってとても大切なものを捨てても得たいものが見つかったなら、それを追い求める。追い求めるのは自分がそう決めたからだ。決めたことはやるしかない。
 久しぶりに談志師匠の「二階ぞめき」を聴きたくなりました。