佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

珈琲店タレーランの事件簿(4) ブレイクは五種類のフレーバーで

 

珈琲店タレーランの事件簿(4) ブレイクは五種類のフレーバーで』(岡崎琢磨:著/宝島社文庫)を読みました。

 

ちょうど3月下旬に読むにふさわしい一冊。なにかと忙しく一気読みとはいかなかったが、梶井基次郎に想いをはせながら読ませていただきました。もう梶井氏が「檸檬」を買った店も、檸檬を置いたとされる本屋もない。それでも読書家にはそのイメージがしっかりと心の中にある。京都の町には本屋と小さな珈琲店が似合う。5話+1のうち「パリェッタの恋」が好みであった。