佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

桜宵

 

『桜宵』(北森鴻:著/講談社文庫)を読了。
 
 
ビアバー《香菜里屋》シリーズ第2弾。前作『花の下にて春しなむ』ですっかり本シリーズのファンになってしまった私である。「願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃」と詠んだ西行にちなみ、吉野山までサイクリングしてしまったほど入れ込みようである。本作『桜宵』もまさにこの時季読むにぴったりの題名ではないか。謎を解くカギの「御衣黄」なる桜を一目見たいと切望している。調べたところ黄緑色の花を咲かせる珍しい桜で兵庫県には3カ所しかないとか。西宮市の武庫川団地10号棟南、川添公園、多可郡の金蔵山金蔵寺にそれぞれ一本ずつ。開花は4月中旬。よし!観に行こう。