佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

「作 純米吟醸原酒 ZAKU PROTOTYPE (code Name "N")」&「作 雅乃智 純米吟醸 岡山・雄町」

本日の一献は『作(ざく)ZAKU PROTOTYPE (Code Name "N")』です。

先日、酒飲み仲間と一緒に呑んだとき、絶賛の嵐だった酒です。三合ばかり残っていたのを飲むことにしました。初めて飲んだときの衝撃が蘇りました。

口当たり良く、甘く上品な香り。華やかではあるが、けっしてバタくさくなく二杯、三杯とスイスイ飲んでしまう雅やかな酒。

ラベルを見つめるだけでも楽しめます。まず読みはZAKU。イイ響きではないか。

ガンダム・ファンであればプロトタイプ・ザクなんて響きはそれだけで興奮MAXだろう。別にガンダム・ファンでなくともプロトタイプと聞けばこの酒の斬新さ、未来の可能性に心をいたし夢見るような想いに酔うに違いないのだ。

さらに限定品の文字。あざとい言葉ととられかねないが日本酒のように毎年移ろい続ける酒であれば、我々はこの言葉に弱いのである。もう二度と飲めないかもしれないという焦燥感をかきたてるのだ。あぁ~~。

Code Name "N"とは何なのか。気になるが良くは判らない。女性の魅力と同じく、酒の魅力もなにやら判らないところに危険で抗いがたい魅力があるのだ。

さらに

無濾過

槽場直汲み

極微発泡

瓶火入れ

の文字。このお経のような文字の列びに酒呑みの心は千々に乱れる。

一番大きな謎は酵母である。「自社保存株」というのが判らない。判らないから強烈に惹かれるのだ。まさにこの酒は謎の”女”。

PROTOTYPE (Code Name "N")を飲みきった後は『作 雅乃智 純米吟醸 岡山・雄町』。円やかさの中にイイ感じの酸味。これは私好みの酒です。常温に近づけて、あるいはぬる燗でも美味しいのではないかとおもいます。試してみなければなりませんねー。寝る前にやってみようっと。

アテはハトヤ蒲鉾の「播酒肴(穴子)」。

そしてサーモンと蕪のマリネ。

〆はじゃが豚スープ。