佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『ストーリー・セラー』(有川浩・著/幻冬舎文庫)

『ストーリー・セラー』(有川浩・著/幻冬舎文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

妻の病名は、致死性脳劣化症候群。複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。医師に宣告された夫は妻に言った。「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。妻は小説を書かない人生を選べるのか。極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。 

 

ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)

ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)

 

 

女流作家を主人公にした二編の短編小説。

一編(Side:A)は新潮社からすでに発売された『Story Seller』に掲載されていたので過去に読んでいたものだ。おもしろい話ではあったが正直なところあまり好きになれなかった。しかし、じゃぁ読まずにおけるかというとそれができない。そこが有川浩氏のすごいところである。いったん読み始めると読者をとらえて離さない、そんな物語を紡ぐのが有川氏である。まさにストーリー・セラーなのだ。

 

ひょこむ::そんな眼をして俺を見るんじゃない、ランシング - Story Seller