佐々陽太朗の日記

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『流転の果て 勘定吟味役異聞(八)』(上田秀人・著/光文社文庫)

『流転の果て 勘定吟味役異聞(八)』(上田秀人・著/光文社文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

柳沢吉保の遺言を果たすべく、徒目付(かちめつけ)永渕啓輔(ながぶちけいすけ)は徳川吉宗の命を狙って紀州城下に潜入。一方、江戸では幼い将軍家継(いえつぐ)暗殺に、豪商紀伊国屋文左衛門が放った刺客と警固の伊賀組が死闘を展開する。その大奥で中臈(ちゅうろう)を吟味していた水城聡四郎は、渦中に身を挺し、将軍の危難を救う。次の将軍の座は誰に!? やがて一放流の聡四郎の前に一伝流の宿敵が闘いを挑んできた! 

  

流転の果て―勘定吟味役異聞〈8〉 (光文社時代小説文庫)

流転の果て―勘定吟味役異聞〈8〉 (光文社時代小説文庫)

 

 

勘定吟味役異聞シリーズ完結編です。徳川の世継ぎ争いは決着し八代将軍の座に吉宗がつく。享保の改革の始まりである。聡四郎は紅と無事結婚することができた。紅は吉宗の猶子となっていたので、聡四郎は将軍吉宗の息子ということになる。めでたしめでたしである。私事ながら、本日は我が娘の結婚式。めでたしめでたし。