本日の一献は「純米吟醸 雪彦山 愛山 1801」でございます。
先日、蔵元に会ったときに聞いたところでは、少量生産だったらしく今年はもう残っていないとのこと。冷蔵庫に保管していたものを今日栓を開けました。
酒米の愛山は以前は剣菱酒造だけが使うものとされていましたが、最近は他の酒蔵でも使われるようになったようです。聞くところによると剣菱酒造だけが契約栽培で使い続けて残った米ということで、他の蔵は剣菱に敬意を示して使わなかったそうです。それが阪神大震災の際の剣菱酒造の被災が原因で他の蔵が愛山を使うようになり、それがきっかけで他の蔵も使うようになったとのこと。
1801は協会酵母1081号を使ったという意味のようです。
あまい香りと柔らかい旨み、期待に違わぬ酒です。