佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『柳眉の角 御広敷用人 大奥記録(八)』(上田秀人・著/光文社時代小説文庫)

『柳眉の角 御広敷用人 大奥記録(八)』(上田秀人・著/光文社時代小説文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

 八代将軍・吉宗の寵姫である竹姫が大奥女中の雑用を引き受ける男衆の五菜に襲われた。竹姫の操を奪おうとした行為に吉宗は激怒。竹姫付き御広敷用人の水城聡四郎は吉宗の命を受け、竹姫を襲った五菜の背後にいる「真の敵」を炙り出すべく動き始めた。さっそく刺客に狙われた聡四郎は、はたして「敵」をどう制圧するのか。好調の人気シリーズ、躍動感満載の第八弾。

  

柳眉の角: 御広敷用人 大奥記録(八) (光文社時代小説文庫)

柳眉の角: 御広敷用人 大奥記録(八) (光文社時代小説文庫)

 

 

竹姫を襲った者に対する吉宗の怒りは凄烈。竹姫も怒りは苛烈であろうけれど、 あくまで気品を失わずやんごとない。『柳眉の角』とはそうした意味か。