佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『悪夢のクローゼット』(木下半太・著/幻冬舎文庫)

『悪夢のクローゼット』(木下半太・著/幻冬舎文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

 清冠学園野球部のエース・長尾虎之助は「キラキラ王子」と呼ばれる国民的アイドル。ある日、学園のマドンナ教師・みな先生の寝室に誘われ、これから!という時に、突然の来客が・・・・・。クローゼットに押し込められた虎之助が、扉の隙間から見たのは、意外な人物の登場と、殺人の瞬間だった。明るい未来が約束された虎之助の人生が、一気に暗転!?

 

 

悪夢のクローゼット (幻冬舎文庫)

悪夢のクローゼット (幻冬舎文庫)

 

 

久々に木下半太氏の悪夢シリーズを読みました。このシリーズをこれまで沢山読んできましたが、相変わらずのばかばかしさ。しかしそのばかばかしさが好きです。甲子園のヒーローになったエースが男子高校生の憧れの先生にベッドに誘われるといった設定から、あれよあれよと意外などんでん返しの連続。良くもこれだけいい加減な話が思いつくなあと感心する。なんの教訓らしいものもない。あるとすればこの世はウソと不条理に満ちているということぐらいか。