佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

2016/08/11 土佐・中村の喜八  「おぼそ」の刺身で酒を飲む

10日、11日と仁淀川を堪能した。佐川からは特急あしずり5号に乗り輪行。宿泊先新ロイヤルホテル四万十に投宿。ホテルで聞いたオススメ居酒屋「喜八」に行った。ここのウリは清水サバの刺身と鰹の塩たたきだとか。

のれんをくぐると「いらっしゃいませ~~」ときっぷの良い女性の声が迎えてくれるが、繁盛している様子で一見満席であった。無理かなと思いながら「一人」と指を一本立てると、ずらりと客の列ぶカウンター席に一席だけ奇蹟のように空いていた。すまぬすまぬと客でごった返す店内をすすみ着席。

まずは飲み物。地酒の「藤娘 純米吟醸 生」を頼む。

アテを何にしようかと本日のおすすめメニューを見ると、やはり清水サバの刺身と鰹のたたきが目に入る。しかし、ここは他のメニューでこの店の実力を量りたい。ゴーヤーチャンプルーと鰺のみそたたきを注文した。

どちらも美味い。このゴーヤーチャンプルーの味と炒め具合は最高だ。私は大のゴーヤー好きで夏はしょっちゅう作って食べているのだが、私にはこれだけの味は出せない。当分の間、ここの味を目標に腕をみがくことにする。鰺のみそたたきは新鮮な鰺を使って、薬味が利いたいい味に仕上がっている。見た目も良い。この居酒屋はレベルが高い。

ではそろそろ清水サバか鰹の塩たたきを注文しようかとなにげにめにゅーに目をやると見慣れない「おぼその刺身」なるものがある。「おぼそ」とはなんぞやとおねえさんに尋ねると「スマ」とも呼ばれる鰹の一種らしい。宿毛のほうで揚がるらしいのだ。体長1m前後になる、背の部分に明るい部分があり、斜めの縞模様がある。胸鰭下に灸を思わせる黒い斑紋がある。知る人ぞ知る美味い魚だという。これは食さねばならんと注文。むっさうまかった!! ニンニクのスライスと一緒に醤油をつけていただくとこれほど美味い刺身もないだろうと思った。酒はダバダ火振のロックに変更。おねえさんが気前よくたっぷり入れてきてくれた。満足満足。お勘定を頼むとデザートにオレンジを出してくれた。親切ではないか。おねえさんも美人だ。高知県最高!!!