『新版 落語手帖』(矢野誠一・著/講談社)に紹介された274席のうちの22席目は『嘘つき村』(別名:鉄砲勇助)。上方では『鉄砲勇助』として演じられるこの噺。「鉄砲勇助」とは「テンポ(=嘘)を言う」というシャレです。ここは是非とも上方落語で聴きたい。というのも上方落語の『鉄砲勇助』が東京で前半・後半それぞれが独立して別の話になっているからです。前半部分は『弥次郎(嘘つき弥次郎)』、後半部分は『嘘つき村』となっている。
桂枝雀師匠の動画がありました。
江戸落語では古今亭志ん生師匠の『弥次郎』が大好きです。毎年寒い時期になると聴きたくなります。たたみかけるようなウソの連続技。腹がよじれます。