佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

書店萌えなチャリ旅京都(1日目)

年明け早々のチャリ旅。

目指すは ”BOOK AND BED TOKYO - KYOTO” と居酒屋「ますだ」。

宿泊先での居酒屋訪問はいつものことだが、今回のチャリ旅では本屋を訪れ本屋に泊まるがテーマだ。私の趣味は「自転車に乗ること、酒を飲むこと、本を読むこと」なのだ。なんと三拍子揃っているのだ。文句ないのだ。最高にエキサイティングな旅なのだ。

朝未だ暗いうちから自転車を車に積み京都を目指した。

8:40 御香宮神社に到着。今日は1月7日。七草がゆをいただく日である。御香宮神社では毎年1月7日に七草がゆの御接待がある。仕事がある年は行けないので、前に行ったのは五年前のことだ。その年も土曜日だった。

粥は九時から振る舞われるのだが、もうすでに長蛇の行列が出来ている。拝殿に目をやると誰も参拝していない。皆さん、神様よりも食い気の様子である。七草がゆは健康にも良いのだ。仕方あるまい。

粥をいただき、拝殿に参拝を済ませた我々は自転車を組み立て北へ向かった。

一日の走行記録をGoogle Earthに落とし込むと赤い経路になる。

 走行時間 6:12:53

 走行距離 24.33㎞

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まず最初に立ち寄ったのは伏見区深草鳥居崎町の藤森神社。勝負事に御利益のある神社で、特に競馬ファンの信仰を集めている神社らしい。今朝BIGを購入したばかりなので「一〇億円あたりますように」と心を込めてお祈りしたのは云うまでもない。

「学藝の祖舎人親王崇敬碑」がありました。撫でると学芸成就に御利益があるそうです。舎人親王が編集を主催した日本書紀は、日本最古の歴史書です。日本にあまたいる学者の中で最古の学者は舎人親王だと伝えられています。

しかし、まあ勝運に恵まれたうえ、学芸に秀でることまで望んでは欲張りが過ぎるというもの。勝運だけで我慢しておきましょう。

次に訪れたのは開化堂(京都市下京区河原町六条東入ル)。見ているだけで惚れ惚れする茶筒がある。使えば使うほど味わい深い色に変わり、手触りも良くなる。そんな工芸品だ。銅、ブリキ、真鍮とどれも素晴らしい光沢を放っており、甲乙つけがたかったが色の好みで銅に決めました。目の前で茶さじに名を入れてくれました。当然、私ではなくつれ合いの名を入れて貰いました。

2日後、家で使った動画がこれです。ふたを載せてじっとしていると静かにふたが下がってピッタリ閉まります。感動的な出来です。Excellent!

youtu.be

続いて東山区五条坂河井寛次郎記念館を訪れましたが、残念ながら1月7日まで休館とのこと。やむなく近くの市川屋珈琲で美味い珈琲をいただいた後、清水寺へ。

今さらの清水寺ですが、つれ合いが行きたいというもので仕方なくです。私のつれ合いは案外俗人です。

昼食は「おかる」(東山区八坂新地富永町132)でたぬきうどんを食べました。大阪でたぬきうどんといえば揚げ玉がのったうどんを想像するかも知れませんが、京都ではきざんだおあげさんが入った餡かけうどんです。すりおろした生姜の風味がたまりません。京の冬はこれにかぎります。

昼飯の後は気になる書店めぐり。「ホホホ座」と「誠光社」を目指します。

ホホホ座への道すがら吉田神社を参拝。末社「斎場所大元宮」に奉詣すると全国の神社に詣でたのと同じ効験ありとのこと。正面八角の特徴あるかたち。ありがたや。

「ホホホ座」(左京区浄土寺馬場町71 ハイネストビル1階・2階)

欲しい本がいっぱいありましたけれど、自転車ですので2冊にしぼって購入。

「誠光社」(上京区中町通丸太町上ル俵屋町437)

ここでは一冊購入。

夜は先斗町の居酒屋「ますだ」でおばんざいをアテに酒を飲みました。

店内写真はNGです。高級ではありませんが、キチンとした居酒屋で美味しかったです。酒は賀茂鶴を燗してもらいました。

宿泊は京都に出来たての”BOOK AND BED”(東山区中之町西入ル200 カモガワビル9階)。

泊まれる本屋です。本棚にあるのは恵文社が選んだもの。ビールをやりながら読書三昧。本棚の中にベッドへの出入り口が開いており、本棚の中で眠る感じです。ベッドに寝そべって本を読んでいると思わず寝落ち。朝方、目を覚まし、また読書という幸せな時間。難を言えば、ベッドは防音ではないので音が筒抜けということ。イビキはかけません。(もちろん屁も・・・笑)

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