佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

京都非公開文化財特別公開ほかをめぐるポタリング(2日目)

2017/11/04(土)

 昨日は東寺、法性寺、泉涌寺神護寺などをめぐり、食事は昼食に殿田食堂、夕食に粋廉に行くことが出来た。宿泊は娘の家に世話になった。今日は冷泉家京都国立博物館を見学したい、藤井大丸にも行きたいと考えた。しかしそれでは大して距離がないので運動にならない。鴨川をさかのぼり雲ヶ畑あたりまで走ってみるかと早朝に起き出かけた。

 鴨川を走る前に、まずは縁結びの神様に参拝すべしと未だ人気もまばらな下鴨神社に向かった。連理の賢木(れんりのさかき)のある相生社は縁結びに最強のスポットと噂に聞く。もちろん五十七歳の私に縁結びは必要ない。あったらかえってややこしい。愚息がよいご縁に恵まれますようにとの思いからです。

 まずは河合神社。女性の美を守るとのこと。私にはどうでもよいが、さりげなくつれ合いに配慮し参拝。

 畏れ多いので写真に収めてはいませんが、連理の賢木、相生社にもきっちりお参りして、鴨川デルタの北あたりから川縁の径を北上しました。

 鴨川の両岸の木々も色づき始めています。

 鴨川は思った以上に水鳥の楽園のようです。

 柊野あたり。

 柊野堰堤。

 柊野堰堤からさらに8㎞ばかり山道を登っていくと雲ヶ畑があります。山間の村でオオサンショウウオが棲息するほどのきれいな水の里です。しかし、その途中に産廃業者があり、また至る所に「不法投棄禁止」の立て札が立っている。京都市民の宝たる鴨川の水を大切にしない輩に憤りを感じる。

 ちょうどこの日、雲ヶ畑小学校・中学校では「森の文化祭」と題した村人とボランティアで開催するイベントがありました。

 せっかく炊き出しでご馳走を作っていらっしゃるので、昼ごはんはここでいただくことにしました。シメジの炊き込みごはん、零余子の炊き込みごはん、鹿肉コロッケ、豚汁。しみじみ旨い味でした。

 体育館では京都大学グリークラブが演奏会をやっていました。ラストの曲「琵琶湖周航の歌」は特に素晴らしかったです。

午後は再び京都市内に戻り、冷泉家特別公開を見学し、御所を散策。その後京都国立博物館長谷川等伯の松林図屏風、長谷川久蔵の桜図壁貼付、金印(福岡市博物館)などを見てまわりました。もちろん伝源頼朝像・伝平重盛像・伝藤原光能像も観ました。昨日訪れた神護寺所有のものです。

 京都国立博物館見学の後は、藤井大丸で買い物。あとはちょっと早い夕食にしました。藤井大丸の南にある「山乃家」で鍋焼きうどんを食べました。昨日行った「殿田食堂」もそうであったが、街中に普通の食堂があり、普通に美味しい。地元の人が日常使いする食堂。ありきたり当たり前のものが当たり前においしい、そんな街である京都だからこそ何度でも訪れたいと思うのでしょう。