『子どもの心に光を灯す 日本の偉人の物語』(白駒妃登美・著/致知出版社)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。
歴史を学ぶと、希望が生まれる――。“博多の歴女”として人気沸騰中の著者が、
各地の学校で伝えてきたエピソードの中から、子どもたちの心に特に響いた話や、
美しい“国柄”を守るために、これだけはどうしても次代を担う子どもたちに伝えておきたいと思う話を選び、
15編を収録。北里柴三郎、永井隆、伊能忠敬、島津斉彬、宇喜多秀家、立花宗茂、蒲生氏郷、
フレッド=イサム和田、八田與一、村上天皇、正岡子規、西郷隆盛、中江藤樹はいかに生きたのか?生きる力が湧いてくる15の物語。
私たちは震災の際に台湾の方々が示してくださったご厚意を忘れてはならない。そのために台湾に烏山頭ダムと1万6千キロメートルにおよぶ用水路を建設した八田與一氏の存在を忘れないでいたい。また台湾の教育に殉じた六士先生のことも忘れてはならない。
私たちは1985年にイランに取り残された日本人を救ってくれたトルコ航空機のことを忘れてはならない。そしてその背景に1890年に和歌山県であったエルトゥールル号の沈没事故の際に日本のとった行動があったことを知らねばならない。
「報恩」、ポーランド人が日本に示してくれる親愛の情も、イスラエル人が岐阜県八百津町を訪れるのも恩を忘れないから。美しい心は、時を超え、国境を越えて人々を突き動かす。
折しも2月6日、もう日付が変わろうかという時刻に台湾東部で地震があった。ほんの気持ちだけ義捐金を送らせていただいた。