佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『乙嫁語り <10>』(森薫・著/HARTA COMIX)

乙嫁語り <10>』(森薫・著/HARTA COMIX)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

大迫力の鷹狩り!12歳のカルルクが男を磨く、”男修業”編が描かれる。

4ヵ月の充電期間を終えて、連載再開した『乙嫁語り』!第10巻の前半はカルルクが”男”になるべく修業をする”男修業”編。アミルの兄が暮らす冬の野営地へ行き、アゼル・ジョルク・バイマトの3人から鷹狩りを学びます。後半はアンカラへの旅を続けるスミスへ視点が移り、案内人アリとともに旅の様子が描かれていきます。お楽しみに!

 

乙嫁語り 10巻 (ハルタコミックス)

乙嫁語り 10巻 (ハルタコミックス)

 

 大切にしたい人が出来たとき、男は強くなりたいと願う。今巻は12歳のカルルクがアミルにふさわしい男になるべくアミルの兄たちと一緒に冬の野営地で暮らし「男修行」をする話。もう一系統の話としてスミスのアンカラへの道中とアンカラでのタラスとの再開が描かれる。森さんは冬の中央アジアを描くにあたりかなりフラストレーションがあったようですね。そりゃそうでしょう、雪景色じゃあ森さんの精緻なタッチが活かせないですから。でもその分、イヌワシその他の動物に全精力を注がれたようですね。限りなく美しい絵です。