佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

田部美術館

 ぶらり居酒屋めぐり旅も二夜明け、今日は松江にさよならしなければならない。やり残したことは無いか。目星を付けた居酒屋にはおおかた行けたし、宍道湖に沈む夕日も観た。思いがけず長澤蘆雪の龍、虎、猿を観ることが出来た。エヴァンゲリオン展も観た。「アルトス ブック ストア」にも行った。「ミスタービーフ」のステーキうまかった。

 松江市でやり残したことはなさそうだ。あるとすれば鰻を食うことぐらいか。クロスバイクを借りていることでもあるし、今日は中海あたりまでサイクリングしようかと思っていたがTVを視て気が変わった。NHK_Eテレで松平不昧をやっていた。そうだ田部美術館を忘れていた。Google マップにも☆印を付けているではないか。

 田部美術館では「第35回 田部美術館大賞 茶の湯の造形展」をやっていた。「あなたも審査員 ”私の選んだ一点”を投票して下さい。(10名様にぐいのみプレゼント)」という趣向。一番多くの票を獲得した作品を賞”私の選んだ一点”とするのだそうです。

 私が選んだのは36番・清水圭一氏の「丹波白泥香炉」。入選作である。もちろん<大賞><優秀賞><奨励賞>の作品を観るとなるほど、さすがは赤沼多佳・樂 吉左衛門・伊藤嘉章・伊藤俊郎、四審査員の選は納得感があります。でも私は敢えて36番を推したい。すうっと流して通り過ぎかけたのだが、なんとなく戻ってじっくり観るとだんだんいいなぁと思えてきた作品。ファースト・インプレッションはさほどではなく、作品群の中に埋もれてしまう感じだが、よくよく観るとその良さに気づかされる。まあ、私の鑑定眼などまったく大したことはありませんが、私好みで「36」と書いて投票しました。