佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『長澤蘆雪-躍動する筆墨-』(藤岡 奈緒美・著/藤間寛・監修/山陰中央新報社)

長澤蘆雪-躍動する筆墨-』(藤岡 奈緒美・著/藤間寛・監修/山陰中央新報社)を読みました。

2018/05/26 レンタサイクルで松江市内をポタリング中に松江城東隣「松江歴史館」にさしかかり、企画展『長澤蘆雪_躍動する墨筆』をやっていることを知る。ここで西光寺の「龍図襖絵」「虎図」だけでなく、但馬・大乗寺の「群猿図襖絵」、和歌山・草堂寺「虎図襖絵」に出会えるとは思わなかった。

 

円山応挙に師事し、江戸時代後期に京都で活躍した長沢蘆雪(1754-1799)。龍や虎、猿、人物などを生き生きと描く作風が、近年とみに人気を博しています。円山応挙に師事し、江戸時代後期に京都で活躍した長沢蘆雪(1754-1799)。龍や虎、猿、人物などを生き生きと描く作風が、近年とみに人気を博しています。松江市上大野町の西光寺には蘆雪筆の「龍図襖絵」(松江市指定文化財)が伝わっており、2017年度に作品の保存修理がなされました。本誌は、保存修理をを記念して県内の優品や和歌山県・草堂寺や兵庫県大乗寺が所蔵する作品を集めて松江市立松江歴史館が企画した展覧会「長沢蘆雪-躍動する筆墨-」(2018年4月27日~6月10日)の図録です。見る者の意表を突き、生き生きとしたエネルギーに満ちあふれた筆致や構図など、蘆雪の魅力を伝えます。 著者について 松江歴史館学芸専門監

 

長沢蘆雪 -躍動する筆墨-

長沢蘆雪 -躍動する筆墨-

 

 

 

 大胆というか、あまり細かく突きつめないおおらかなタッチが好きだ。蘆雪の描く虎は側にいても襲ってこない気がする。群猿図の猿の表情に遊び心を感じる。これらは蘆雪の人柄があらわれたものなのであろうか。

 

f:id:Jhon_Wells:20180531102338j:plain