『グルメぎらい』(柏井壽・著/光文社新書)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。
「美味しいものを食べることと、グルメという言葉のあいだには、おかしな距離ができてしまった。」(「はじめに」より)。「おまかせ料理」という名の「お仕着せ料理」をありがたがる“自称グルメ”、味よりもインスタ映えを気にする客と店、料理人を愛称で呼んで馴れ合うブロガー、予約の取れない店自慢……。今のグルメ事情はどこかおかしい――。25年以上食を語ってきた著者による、忖度なしのグルメ批評!
いささか乱暴をお許しいただいてひと言で言えば「かりそめにもグルメを標榜するならば、本当に心の籠もった上質なものを食べよ。ブームに乗せられてこれ見よがしのものに惑わされるな。はしたないふるまいをするでない」といったことでしょうか。
ちなみに京都のホテルに泊まった朝、本書を読み終え、何はともあれ向かったところは「殿田食堂」。概ね半年ぶりに訪れました。
まずは迎え酒にビール小。半年前はたぬきうどんを食べたが今日は「中華そば 700円」。普通にうまい!