佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『日本一の「デパ地下」を作った男 三枝輝行のナニワの逆転戦略』(巽尚之・著/集英社インターナショナル)

『日本一の「デパ地下」を作った男 三枝輝行のナニワの逆転戦略』(巽尚之・著/集英社インターナショナル)を読みました。

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 まずは出版社の紹介文を引きます。

弱い」阪神百貨店を「強く」した、サラリーマン社長の大改革とは

「弱小集団からどこにも負けない店になるには食品しかない」
どの百貨店も利益率の低い食品に見向きもしなかった頃、デパ地下に目を付けた経営者がいた。阪急、大丸、近鉄など錚々たる百貨店が揃う関西にあって、それらの後塵を拝していた阪神の三枝輝行である。一介のサラリーマンとして入社し、さまざまな改革に取り組みトップにのぼりつめ、ついには実業家としてその名を轟かせた三枝の痛快な会社人生と、それを支えた発想力、仕事哲学とは。

浜村淳さん推薦!
「三枝さんは食品売り場を華やかなテーマパークにした!」
三枝さんは「有言実行」の人です。阪神百貨店の社長時代、それまで軽視されていた地下食品売り場を充実させ、イートインコーナーもふくめてテーマパークのように華やかで楽しい場所に仕立てあげました。数々の功績は、いかなる人間形成によって成り立って行ったのか? その原点をさぐり、波瀾に満ちた人生の苦闘と喜びを語った本書は、単なる経営の参考書ではなく人生の指南書として、また興味深い読み物としてもおすすめ致します。

 

 

 ひと言でいうと「覚悟を持って全力で事に当たる」ということかと思いました。心に残ったものを箇条書きで書き留めておく。

  • 弱者の逆転戦略「ランチェスターの法則
  • 何かを変える時はスタート段階が一番辛い
  • 愛情のかけ方一つで売り場は流行りもすれば廃れもする
  • 誠意を尽くして押す局面では押すが、逆に譲るべきところは相手を慮って譲る
  • これは無理と決めつけず、何でも試してみること
  • 利害関係のない友人知人を持つ