佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

小学館 新企画発表会

 10月29日、小学館本社ビル内で行われた「新企画発表会」に出席。

 会社が関わっている「日本おいしい小説大賞」の発表に立ち会うためである。

 まずはじめに、かわぐちかいじ監督の『空母いぶき』の発表があった。目の前をTVでよく見る顔が通り過ぎていった。?!俳優の西島秀俊氏ではないか。いきなりビックリである。

 嬉しかったのは辻村深月氏。目の前約5mの至近距離でマイクを持たれたのでお姿を文字どおり目の当たりにできた。私は辻村氏の小説の大ファンなので、これは嬉しかった。直木賞作家である辻村氏の書き下ろしで上梓されるという小説版ドラえもん、これは是非読んでみたい。来年2月7日に予定される出版が楽しみだ。

 驚いたのは藤子不二雄A氏のますますお元気なお姿 。藤子不二雄氏の愛妻ぶりに好感。

 さていよいよ目的の「日本おいしい小説大賞」。審査員の柏井壽氏、山本一力氏、小山薫堂氏が登壇。編集長の幾野克哉氏の進行でディスカッション。さすが食に関して語られることはお三方とも奥深い。どんな小説が大賞を受賞するのか、今から楽しみだ。

「新企画発表会」終了後は処を変えて懇親会。店は「日本酒バル のまえ」。京都の料亭「下鴨茶寮」の技をさりげなく生かした端正な肴で日本酒を飲ませてくれる店です。ここで飲んだ酒は6種類ぐらい。特筆すべきは新潟「加茂錦 純米大吟醸 雄町50 無濾過生原酒」。加茂錦酒造の「荷札酒」にはじめて出会いました。新潟の酒は淡麗に過ぎ物足りなく感じることが多いのですが、これは違います。適度な吟醸香、甘み、酸味、旨味のバランスが良くなめらかな酒。「淡麗」という表現より「流麗」という表現が当てはまるのではないだろうか。この酒はブレイクするでしょう。(と書いたが、この「荷札酒」を翌日、姫路でも飲むことになる。日本酒を厳選して提供している店ではすでに当たり前になっているようだ) 

 懇親会の後、はしご酒。夜中の2時にへろへろになってホテルに着いたとさ・・・
(^_^;

 ともあれ夢のように幸せな夜にござった。