佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『のんべえ春秋 3』(木村衣有子・著/木村半次郎商店)

『のんべえ春秋 3』(木村衣有子・著/木村半次郎商店)を読みました。

 恵分社一乗寺店の紹介文を引きます。

文筆家・木村衣有子さんが個人編集を行う冊子「のんべえ春秋」。酒をのむ・飲む・呑む…。酒とそれを楽しむ人々のいる風景をこよなく愛する木村さん。第三号の今回も小さな中に酒にまつわる盛りだくさんな内容をたっぷりと注ぎ込んでお届けします。酒場小説「ホシさんと飲んでいる」では二日酔い明けのカレーとスパゲティサラダが登場、「酒器酒器大好き」では京都の「酒器 今宵堂」が登場、工房主の上原さんのエッセイもまじえてこの小さな酒器工房の魅力を伝えます。面白いのは「動物エッセイ」と題して「たぬき」のモチーフを特集。酒場のたぬきの置物、関西の麺どころにおける「たぬき」の呼称の微妙さ、そして不思議なたぬきケーキなど、木村さんならではの視点で綴られたユニークな文章が楽しい。酒を飲むこと、食べること、道具を選んで使うこと、それらすべてが暮らしの中で分かちがたいひとつの流れとなっていることに、じんわりと気づかせてくれるかのよう。一日の終わり、馴染みのカウンターに腰をおろすような気持ちで読みたい一冊かもしれません。

f:id:Jhon_Wells:20170527160933j:plain

 

 記事を読んで「酒器今宵堂」の器が欲しくなりHP覗くもほとんどが売り切れで半年以上待つ必要があるそうです。残念。しかし、次に京都をサイクリングするときにでも工房を訪れてみたい。

 関東を中心に揚げ玉を載せたうどんが「たぬきうどん」。しかし大阪で「たぬき」といえばおあげさんが入った蕎麦のこと。さらに京都で「たぬきうどん」といえばおあげが刻んで入ったあんかけうどんのこと。ええい、ややこしい!
 世間には「たぬきケーキ」なるものがあるらしい。「全国たぬきケーキ生息マップ」によると兵庫県には二匹しか生息していないようだ。近くに行ったときに立ち寄ってみたい。

 

tanukicake.gzf.me