佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

YouTubeで落語 Vol.48『風の神送り』

『新版 落語手帖』(矢野誠一・著/講談社)に紹介された274席のうちの48席目は『風の神送り』。三代目・桂米朝で聴きましょう。


【落語の語】風の神送り【桂米朝】

 

 米朝師匠の枕によると藪医者の語源は風(風邪)に騒ぐからだそうです。広辞苑で薮医者を引くと【「藪」は野巫(やぶ)の意で、当て字)医術のつたない医者。庸医(ようい)。】とあり、そちらの方が信憑性はあるが、米朝師匠のいう語源の方が粋というもの。だいいち楽しいではないか。筍(たけのこ)医者という変形もあるし。その心は「まだ藪にもようならん医者」。

 

 

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