佐々陽太朗の日記

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YouTubeで落語 Vol.49『片棒』

『新版 落語手帖』(矢野誠一・著/講談社)に紹介された274席のうちの49席目は『片棒』。別名は『あかにし屋』。あかにし屋を漢字にすると赤螺屋。赤螺(あかにし)とは貝の種類で、一度閉じたらなかなか開かないことから、「いったん握ったものを離さない」ということでケチのこと。同じようにケチのことを「六日知らず」と言ったりもします。日にちを指を折って数えるときに一日、二日、三日、四日、五日まで数えて握りこぶしになったときに、六日目は、握った指を開かなければなりません。「いったん握ったものを離さない」と指を開くことをいやがるという意味でケチのことを指す言葉となっています。

 この噺は春風亭一朝で聴きたいと思います。一朝の師匠は柳朝、そして柳朝の師匠が林家正蔵林家彦六)です。その彦六の逸話が枕で語られる。なかなか味があります。

 そして枕でもう一つ。笑福亭松鶴と九官鳥の逸話が笑えます。この話は大好きな話です。一度は聴いておくべきでしょう。

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新版・落語手帖

新版・落語手帖

 

 

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