佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

おとなの飲み会@馳走ぜん

2019/03/21 数人の紳士淑女が集まり、そのうち一人のおすすめの酒を飲みながらおいしい料理をいただく「おとなの飲み会」。

お店は「馳走 ぜん」さんにお世話になりました。

今日のお酒のチョイスは私が担当。

SOLARIS 古酒 甲州 2007」と「作 美夜 純米大吟醸清水清三郎商店(三重県鈴鹿市」が好評。メンバーにワイン好きが多いので当然の結果かもしれません。

私は普段、日本酒ばかり飲んでいますが「SOLARIS 古酒 甲州 2007」のうまさには感服しました。

 

おとなの飲み会@「馳走 ぜん」(2019/03/21)酒・ワインリスト

  1. 「宝寿 活濁」藤井酒造(広島県竹原市

広島の酒造好適米「八反35号」を100%用いて、瓶内にて二次発酵させた辛口の活性濁り酒。純米吟醸精米歩合60%)ならではの洗練された味わい、活性生酒の爽快感(瓶内二次発酵させることによってシュワっと微炭酸)が心地よい酒。

藤井酒造の酒造りの特徴は①「純米酒のみを醸す全量純米蔵であること」。醸造アルコールを添加せず、製造する酒すべてを米と米麹だけで醸造している。②「完全発酵であること」。生命の力を最大限に引き出す醸造方法です。酒酵母がその使命を終える最後の時まで旺盛に活動を続け、米麹の糖を酒のアルコールに変えることを完全発酵と呼びます。完全発酵のためには、酒酵母の栄養源となる麹造り、さらにはその原料処理の段階からの丁寧な仕事が必要となります。完全発酵を終えて誕生する酒は、まろやかな口当たりと飲み飽きることのない爽やかな旨み、軽快なあと口のキレを兼ね備えています。③「生酛造りであること」自然の力と共に醸し出す生酛造りで醸造しています。およそ二百年以上も前に考案された昔ながらの技術で、時間も労力もかかる高度な酒造りがもとめられるが、その手間を惜しまぬ酒造りでしか得られない強い酒質と味わいの深さを大切に守っています。

  1. 「風の森 純米しぼり華」油長酒造(奈良県御所市(ごせし))

 奈良県地元の契約栽培米「秋津穂」を100%つかった酒。透明感のあるレモンイエロー。わずかに残る発酵時の炭酸ガスが泡粒をつくる。ほのかな果実の香りと共にボリューム感のある味わい。のど元を過ぎた後は口中をクリアにまとめていく余韻ある酸味が特徴。「風の森」は、しぼってそのままの生酒を1年間通じて販売している。生酒であることのリスクを最小限にとどめる為、微生物管理し安定性を高め、タンクメーカーとの共同開発による独創的なタンクを導入するなど、今の時代にしか造れない日本酒に挑戦している。

なにより素晴らしいのは720mlで1,050円という値段。安くてうまいはエライ。

  1. 「雁木 槽出しあらばしり 無濾過生原酒」八尾新酒造(山口県岩国氏)

雁木のベーシック。和水(加水)せず、火入せず、濾過せず、搾った酒の持ち味をそのままボトルに詰めている。

以下、蔵元の想い。「雁木のラインナップは純米酒しかありません。副原料として醸造アルコールを加える本醸造も伝統的な酒造りの技法ですが私たちは必要としません。一本の木材から像を丸彫りする一木造のように米という素材そのものの可能性をそのまま引き出すことに打ち込みたいからです。また、活性炭素を用いて出来上がった酒を濾過することも一般的におこなわれていることですがこれも必要としません。搾りあがった酒が二次加工を必要としない完成度に仕上がることを自らに課しているからです。余計なものを足したり引いたりせずシンプルに真正面から酒造りに向き合っています。

この酒は槽口(ふなくち)から出てきたしぼりたての原酒を澱引き前にすみやかに びん詰した「おりがらみ」の生原酒。年に一回出荷だけの超限定品です。蔵元様生産数は1.8L/720MLともに900本のみです。 新鮮で独特な風味と米の旨味が凝縮した圧倒的なおいしさ、その存在感が特長。

  1. 「作 美夜 純米大吟醸清水清三郎商店(三重県鈴鹿市

清水清三郎商店は鈴鹿山脈からの清冽な伏流水と、伊勢平野の豊富な米が入手できることから、かつては酒蔵が多くあったという鈴鹿市で現在唯一残る蔵元。ガンダムに登場する架空の兵器・ザクと通じることから、その筋のファンも多い。

この酒は『ワインラバーに飲ませたい日本酒』というコンセプトを探求して、カリフォルニアのシャトー・イガイタカハ 『Ch.igai Takaha』と清水清三郎商店のコラボで造ったもの。吟醸香は華やかに米の甘みを十分に感じながらもすっきりとした味わいは純米大吟醸らしい洗練された味。

  1. SOLARIS 信州シャルドネ樽仕込2007」マンズワイン(長野県小諸市

小諸ワイナリーのすぐ東側に位置するマンズレインカットと有機栽培による栽培管理を行ってきた畑から収穫したシャルドネ種を樽醗酵させて、樽熟成をおこないました。はっきりとした白桃や洋ナシなどの果実の香りを感じ、口に含むととても柔らかで濃厚な口当たり、時間とともに花や蜜、ココナッツなどさまざまな香りを楽しめるワインです。(醸造責任者:松本信彦 島崎 大)

シャルドネらしい酸と甘み、しっかりくる樽の香り。いいバランス。酸味中程度、余韻長めの辛口。

  1. SOLARIS 古酒 甲州 2007」

日本固有の品種である甲州種は山梨県で古くから栽培され、日本のワイン用葡萄としてはもっとも重要な地位を占めています。このワインは、特にできの良かった年の甲州種のワインをタンク内で10年以上育成したワイン。

「古酒」の名の通り、長い年月をかけて作り上げられた甘口ワインです。

深みのあるカラー、複雑な芳香、甘味、酸味、かすかな苦味がすべて調和した贅沢な味わい。