佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

週刊 『司馬遼太郎 街道をゆく No.17 壱岐・対馬の道』 (朝日ビジュアルシリーズ 2005年5月22日号)

週刊 『司馬遼太郎 街道をゆく No.17 壱岐対馬の道』 (朝日ビジュアルシリーズ 2005年5月22日号)を読みました。全60冊のシリーズの第17巻である。壱岐島クルーズに出かける際、本棚から抜き出して持っていった本。にっぽん丸の船室で読みました。

  

 

  島に息づく歴史、島の風土、司馬遼太郎の時空を超えた旅がビジュアルに蘇る。同じく玄界灘に浮かぶ島であっても、壱岐人が農耕文化と対馬人が漁村文化と気質が違い、お互いに反目していることが興味深かった。実際に壱岐島で赤雲丹丼を食べているときに壱岐の人と話してみてそれを確認して笑ってしまった。また現在の壱岐の人は長崎県人でありながら、長崎に行くことはまれで、福岡の文化圏であると聴いて興味深かった。旅をするとき、その地の巻を持っていくと旅に興を添えることができる。