佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『バグダッド・カフェ BAGHDAD CAFE』 (DVD)

バグダッド・カフェ BAGHDAD CAFE』を観ました。

 amazonのレビューを引きます。

 文句なしに映画ファンをうならせる傑作。舞台はアメリカ西部、モハーベ砂漠にたたずむさびれたモーテル「バグダッド・カフェ」。そこは日々の生活に疲れきったモーテルの女主人や、日夜遊びに明け暮れる娘、売れない画家、ピアノの弾けないピアニストなど、うだつのあがらない人々が集う場所だった。そこへやってきたのがドイツ人のジャスミン。彼女の出現は、徐々に周りを変えていく…。
本作は砂漠のように枯れ果てた人々の心に、たっぷりの水で潤いを与えてくれる映画である。砂漠色の黄色を基調に描いた映像には夕暮れ時の物憂げさがあり、バックに流れる名曲「コーリング・ユー」はひたひたと静かな感動を呼び覚ます。この歌が軽快なリズムに変わっていくにつれ、ジャスミンの魔法は花開き、人々に笑顔が戻っていく。ジャスミン役のマリアンネ・ゼーゲブレヒトの印象が強烈だ。1987年、西ドイツ作品。(齋藤リエ)

 

 

 

  先日私は近藤史恵さんのミステリ「キリコちゃんシリーズ」第五作『モップの精は旅に出る』を読み終えた。長い間愛読してきた「キリコちゃんシリーズ」はこれで最終巻となるそうだ。確かシリーズ第一作『天使はモップを持って』にキリコが掃除を好きになったきっかけが書いてあった。それが映画『バグダッド・カフェ』を観たからだったと記憶している。

バグダッド・カフェ』を観ました。

 砂漠のさびれたモーテル兼ガソリンスタンド兼カフェを、ぴっかぴかに磨き上げるおばさんがもたらしたひとつの奇跡。けっして昂奮して画面から目が離せないといった映画でもなければ、感涙にむせぶといった映画でもない。しかし非常に印象深い映画といえる。主題歌「コーリング・ユー」も飛び切り印象的な曲だ。

 何夜かこの映画を観ようとして、何度も寝落ちした。最初から最後まで見通したのは4回目のトライでのことでした。それでも観て良かったと言える。良い映画です。