佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

カルツォーネだか、パニーニだか、良くわからんが、要するにお焼きのようなパンを焼いた

 本日の厨房男子。

 新井見枝香氏のエッセイを読んでいて作者が「パニーニ」の専門店に行く場面があった。「パニーニ」とはなんぞやとWeb検索してみると、出てくるわ出てくるわレシピが一杯。要はパンみたいなものらしい。いやホットサンドか。その中で私の心を鷲づかみしたのが「フライパンで!お家で作れる熱々パニーニ」というものであった。

 https://www.kurashiru.com/recipes/6f4e6662-790c-4431-8d37-051463807e3e

 これはむしろ「カルツォーネ」というものに近いのではないかと思いつつ、そのようなことはどうでも良くて、要は強力粉とドライイーストその他で生地からパンを簡単に作れる。中身にハムととろけるチーズを入れれば、アツアツでおいしいパンだかホットサンドだか、要はこの記事を書いた人のいう「パニーニ」なるものが出来るのだ。おぉー、これは同じようなものをセブンイレブンで買って食べたことがあるぞ、とてもうまかったぞと気分が高ぶった。ハムととろけるチーズの組合せ、これに少しマヨネーズが加わると鉄板である。ハムの代わりに塩気の強いベーコンだと尚うまい。これは作ってみようと台所に立った。

 強力粉とドライイースト、塩、砂糖、水をレシピどおりの配分でこねる。粘土遊びのようで楽しい。私はたまに蕎麦を打つがそばより楽で簡単だ。発酵過程に不安があったが、電子レンジの発酵モードを使えば難なくふっくらするではないか。多少かたちに難があるものの、パリふわっとしたパンが焼き上がった。外は香ばしく、中はもちふわ、とろけたチーズとベーコンとマヨネーズの三重奏は思ったとおりの味であった。

 もう一種、豚の角煮を入れてみた。中華まんのように丸くてふわふわあつあつに作りたい。これがまた大正解。想像どおりのうまさ。唯一残念だったのは和辛子を切らしていたことだ。

 これの焼き上がりを見て解ったことが一つあった。これを表現してピッタリくるのは「カルツォーネ」でも「パニーニ」でもない。「お焼きのようなパン」これですな。これは中身を変えれば変幻自在であろうな。野沢菜を入れればそれこそ「お焼き」。小豆あんをいれれば「あんぱん」だ。