佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『へうげもの 十二服』(山田芳裕・作/講談社文庫)

へうげもの 十二服』(山田芳裕・作/講談社文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

 ついに徳川幕府誕生。家康の目指す天下泰平の世に大名たちは戸惑い、生き急ぐかぶき者たちは不満を募らせる。数奇に邁進する織部は帝や貴族にも急接近。「桃山文化」の大立者として揺るぎない地位を築く。それはまた、破滅への予兆でもあった。週刊「モーニング」連載中の大河漫画、大進撃文庫版第12弾。

 

へうげもの 十二服 (講談社文庫)

へうげもの 十二服 (講談社文庫)

  • 作者:山田 芳裕
  • 発売日: 2016/10/14
  • メディア: 文庫
 

 

 

 文庫本で発刊されているものの最終巻である。最終巻であるからにはそれなりにけじめがついているものと思っていたらどうもおかしい。講談社のサイトで単行本版の目次と照らし合わせてみると、単行本版の第17巻の最終話が「第百八十六席 けだもの来たりて」となっており、本書「十二服」と同期している。単行本版にはこの後、第18巻~第25巻まであるではないか。本書の発売日が2016/10/14であるから、もう三年半の間、文庫本の続編が刊行されていない様子。どうやら講談社の意向はもう文庫本は発刊してやらないから続きを読みたければ単行本を買えということらしい。ずいぶん中途半端なことをするものだ。そういうことなら私は続きを読まない。意地でも読まない。

 かくなる上は、私として石田三成直江兼続大谷吉継小西行長あたりの人物を追いかけてみたい。彼らが主人公で真っ当に取り扱われている小説を探してみよう。