2020/05/20
新型コロナ禍緊急事態宣言外食NGももうしばらくの辛抱か。
今日も厨房男子。
肉のたたきを作りました。
驚きました。先日久しぶりに食べたステーキ用国産牛に比べて、えっ?と思うほどの安さ。普段、スーパーで牛肉をよく買う人には当たり前なんだろうけれど、私などスーパーにはしばしば出かけるものの牛肉売り場の前はスルーしているのだ。正直、ビックリPriceでした。
大丈夫なのか? 抗生物質その他のクスリを使って促成肥育でもしているのか? などと疑り深い私はスマホを撮りだしWeb検索。調べた結果、一応嫌疑は晴れた。4つの不使用として、成長ホルモン剤、抗生物質、遺伝子組換え飼料、肉骨粉を使っていないのだそう。それを読んでも、販売しているA⚫⚫⚫が言っていることを鵜呑みにして良いものか、読み取れるのは4つを使っていないということを保証しているに過ぎず他の不適切なモノを使っていたらどうするのだ、とまだ心配している私は救いがたいほどの疑り深さである。しかし、だからといって他の不適切なモノを思いうかべられる訳でもない。まあめったに食べることはないのだ。霜降りを食べたいわけではない、赤身が食べたいのだと思い買い求めた。
ローストビーフなどと面倒なことはイヤだ。オレは日本男児だ。ここは「たたき」だぜぃ! とさっと塩コショウを降り、厚手のフライパンでややじっくり4面に焼き色を付けた。肉の中身を見ることは出来ない。勘がすべてである。ドキドキしながら肉をカットすると、外はこんがり、中へいくほどロゼ、中心部ちかくは赤とまさしく「たたき」状態である。「どうでぃっ! こいつぁ日本男児の食い物だぜ!」と心の中で叫びましたね。関西生まれの関西育ち、関西で働く私がこのような言葉を使うのはおかしい。しかしここは「どうですやろ。これこそ日本の男の子の食べもんちゃいますやろか」では高揚した気分がフニャフニャになってしまう。関西弁の弱点である。
青じそを散らし、大根おろしとぽん酢でいただくとなかなかうまい。とても⚫⚫⚫円の肉とは思えない。
付け合わせは水茄子とセロリの浅漬け。
もう一品は「大根と干しエビの煮もの」。圧力鍋でじっくり炊いたもの。