2020/05/23
夜明けとともに家を出て夢前の森公園に行きました。コロナ禍の影響で未だ施設は完全にオープンしていないけれど、駐車場とトイレは使える。天気は上々、爽やかな朝です。
6:07 駐車場に車を駐めて外に出ると木のてっぺんから小鳥が挨拶してくれた。ホオジロです。ホオジロはとにかくてっぺんが好きなようです。
歩いたコースは駐車場から、展望台へ向かい、ホオノキの道を通り嶺まで登る。北へ尾根伝いにらくだの背道、岩の山道を歩き、かぜの谷道を下り、通法寺池の横を抜けて活動拠点施設駐車場へ戻るコース。
小鳥のさえずりを聞きながら、木々の緑で目を休め、山野草を造形美を楽しみながら歩く。うっすら汗ばむ程度の丁度良いコースです。そうは言っても尾根伝いはアップダウンが結構あって、そうそう楽な道ではない。そこそこ歩いたという充実感もあります。
6:11 家の周りでは見たことがない苔がありました。米粒のような形の葉が桧葉状に伸び、先の方で二つか三つに分かれています。家に帰って調べたところクラマゴケでした。
6:13 檜林のなかにコガクウツギ(小額空木)があった。大きく白い花弁を付けた花(装飾花)と小さな花(通常花)の二種類の花を持つ珍しい木である。白く大きな花弁の見えるのは実は萼。アジサイのように萼が花のように見える種なのです。額紫陽花をイメージするとわかりやすい。
6:29 マツカゼソウ
6:32 特徴のある花を見つけました。図鑑で見たことがあるが名前を思い出せない。大きな葉が4枚。その付け根のところから、ひょろりと一本の白い花穂が立っている。家に帰って調べてフタリシズカの名を突きとめた。しかし花穂は二本ではない。「ほなフタリシズカとちゃうんか。一本ならヒトリシズカか? ヒトリシズカは葉も花穂もちょっとちがうな。ほなやっぱりフタリシズカやんか」と、まるで頭の中はミルクボーイの漫才である。最終的にフタリシズカの花穂は二本の場合が多いけれど、一本のことも、三本のことも、場合によっては四本、五本のこともあるらしい。それなら名前は「イチナイシゴシズカ」とでもしておいて欲しいと考えるのは私だけか。
6:53 展望台に到着。暫時休憩する。ウグイス、ホオジロ、ヒヨドリが周りの木々に止まって囀るがこの時季の木々は葉が茂っているのでなかなかシャッターチャンスがない。風が渡るので心地よい。
ここから嶺までの道は「ホオノキの道」と呼ばれている。その名のとおりホオノキがたくさんある。陽光が大きな葉を透って輝いている。うつくしい。
7:26 ツツジはそろそろ終わりですね。モチツツジの花ももうしばらくで美しさを失います。
7:46 この時季の山は羊歯も美しい。葉の規則性がなんとも芸術的で惚れ惚れする。
7:51 アップダウンの激しい峰伝いの道を歩いていると、楽しげな鳥のさえずりが聞こえました。枯れ木の先にちょこんと止まって、高らかに囀っています。逆光で色ははっきりしませんでしたが、ホオジロです。今日はホオジロがあちこちで鳴いてくれた。歓迎してくれているようでうれしい。
8:22
8:31 公園内最高地点に到達。
8:31
8:42 ガンピが小さな花を咲かせていました。
8:47 ヤブニッケイとネズミサシ
9:07 尺取り虫を見つけました。ハグルマエダシャクの幼虫らしい。
9:39 ヤブレガサとはよく言ったものですね。
9:48 タニウツギの花が咲いていました。
10:01 通法寺池まで降りてきました。
10:40 駐車場にもホオノキがありました。花を見たのは初めてです。
10:45 エゴノキの花が満開。虻や蜜蜂が蜜をもとめて飛び回っています。
10:50 夢前の森公園のすぐ南の弥勒寺に咲くヤマボウシの花。