佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

旬の会主催・退職祝いゴルフコンペ&アフター吞み

2020/10/14

 

 祭りも無いしゴルフでもするかー、ということで旬の会の有志でゴルフコンペ。一応、私の退職祝いコンペということになっています。退職は祝うものなのか? という疑問も少々あるわけですが、私の予てよりの願いが叶っての退任であったこと、こうして平日にゴルフが出来ることを考えれば祝って良いでしょう。

 もともと酒呑みの会である旬の会のこと、ゴルフコンペといえど、後の成績発表会を兼ねた飲み会がメインである。つまり退職祝いというのは方便であって、それにかこつけて吞もうという気が多分にある。参加者の大多数が100以上叩いたことがその証左でありましょう。

 私はといえば、気合いが入って出だし1番はバーディーと好スタート。フロントナインはポケットに持参したウヰスキーが効いてリラックスしたプレーが出来た。しかし午前中にウヰスキーを飲み切り、昼に特大ジョッキでビールをきこしめしたため、バックナインは乱調。トータルでなんとか100を切ったというところ。しかしほぼ一年ぶりのプレーであったことを考えると上出来でした。アフター吞みに備えてゴルフ場へのアクセスも送り迎えしてもらったので、いくら吞んでも良いという幸せなゴルフでした。ありがたや、ありがたや。

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 快晴の下、球あそびを楽しんだあとはコンペ後の懇親会。しかし懇親会が始まるのは18:00。2時間近くある。忠助にお邪魔して酒を吞みながら待たせていただくことにした。私は一時もムダにしない勤勉な酒呑みなのだ。

 店に着くと大将が地ビールを出してくれた。フルーティーな香り、爽やかな酸味が感じられるうまいビールであった。

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 大将に「王祿」を吞みたいと言ったら、大将は不敵な笑みを浮かべて奥に消えた。まず出て来たのはにごり酒。開栓は注意しながらゆっくりだ。ビン中で発酵が進んでおり発泡しているのだ。「出雲麹屋」 トロッとした甘みを綺麗な酸で流してくれる純米酒。この酸が王祿。好きだなぁ。

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 18:00まで本を読みながらこれをちびちびやろうと思っていたら、大将がお盆にのせた4種の「王祿」を持ってきた。おお、これは先頭打者から2番、クリーンナップにいたるまで超豪華個性派メンバーであるぞ。もうこうなれば18:00からの飲み会のことなど考えている場合では無い。これだけの酒を目の前にして我慢できる酒飲みはいない。「据え膳食わぬは男の恥」と言うが、「据え王祿吞まぬは酒呑みの恥」であろう。ちなみに私は愛妻家であり、同時に誠実な男でもある。据え膳は食わぬが酒に関しては破廉恥である。節操の無い男なのだ。

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「王祿」のラインナップ。右から「出雲麹屋 にごり」、「超王祿2019」、

「渓(けい)2017」、「丈径(たけみち)2018」、「意宇(おう)2016」。

 まずは「超王祿」。東出雲産山田錦を60%精米で醸した酒。低温発酵ならではのすっきり感はあるものの味わいは深い。酸味と辛みの立つエッジのきいた純米酒。香りは穏やかに抑えてある。
 続いて「渓」。兵庫県山田錦55%精米の純米吟醸酒。柔らかなうまみ、やや甘みが残るスッキリ爽やかな後口。綺麗な酒です。

 「丈径」。東出雲産山田錦55%精米の純米吟醸酒。「渓」と比べると同じ山田錦、同じ精米歩合であっても産地によって味わいが変わるということが判る。「渓」に比べると味に厚みがあります。存在感がありつつ、酸が後口を〆てくれる。これぞ「王祿」と言っておきましょう。うまい。

 最後に「意宇」。東出雲産山田錦50%精米の純米大吟醸。他の多くの大吟醸がスッキリしすぎて味わいに物足りなさを感じたり、香りが強すぎる嫌いがあったりするのだが、さすが「王祿」、そうしたことはない。香りは控えめでうま味と甘みをたっぷり感じる。派手さは無いがしっかりとした主張のある味。複雑なうま味の後に酸が追いかけてくることで上品さも感じる。この酒が飲めるとは、さすがは「忠助」です。

 

「忠助」ですっかり出来上がってしまったが、18:00からの懇親会でさらに美酒を吞む。場所は「すてーき 梅はら」。ここの地鶏鍋がうまいのだ。酒が良いのでまだまだスイスイ飲めてしまう。終盤の記憶は曖昧だが、〆の麺までちゃんと食べて帰ったようだ。この後の記憶は姫路駅を通り過ぎたとある駅。この駅に降り立った景色は過去何度か見たことがある。折り返し姫路駅に戻る。そしてバス待ち時間は「ボン・ボヤージュ」で角ハイボールを飲む。節操の無い飲み方だと思われそうだが、酒に対しては誠実な飲み方をしたつもり・・・である。記憶が曖昧なので100%の自信はない。

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目が覚めたらこんなところに・・・この景色、何度か見たことがある。(^_^;