2021/03/25
少佐に会いたい。一年に一度くらい、そう思います。今日はハリウッド実写版で会うことにしました。
押井守さんの世界を台無しにされはしないかと若干の不安を持ちつつ観ました。しかし、杞憂でした。日本のオリジナルに対するリスペクトを感じたし、判りやすかった。ものすごくクールなアニメ版の少佐もいいけれど、実写映画版の悩める少佐もいい。脳以外はすべて義体化され、過去の記憶を消され、代わりに偽りの記憶を吹き込まれた少佐が「自分は何者なのか」と自分の来し方をつきとめていく過程がとてもいい。このアレンジで映画版は成功したと言って良いだろう。単にアニメ版を実写リメイクしたのでは、決してアニメを越えることは出来なかっただろう。
主演のスカーレット・ヨハンソンが美しい。ひたすら美しい。久しぶりに少佐に会えた幸せな日。