佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

和久傳ノ森で「安野光雅追悼展」鑑賞とランチ、そして夜は高砂の名居酒屋『忠助』で名酒おあずけの刑

2021/11/23

 今日は月イチの読書会「四金会」でバス旅行。

 行き先は和久傳ノ森。日本料理の老舗・和久傳が創業の地・丹後に造った美術館『森の中の家 安野光雅館』を訪れるコースである。

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 集合場所へは自家用車で行く。途中、呑み友のKさん、Mさんを拾っていった。バス車中ではビールはもちろん、酒も飲みながらの道中だ。私は帰りにハンドルを握らねばならないので、飲むのはお昼まで。それも少量にしなければならない。

 持参した酒は「雁木ノ壱」。八百新酒造が初めて世に問うた「雁木」。謂わば「雁木」のベーシックがこの酒だ。しかもこのシーズンの新酒初搾りで、もちろん純米無濾過生原酒である。口に入ると嫌味の無い含み香、オッと目が覚めるような華のある旨味が押しよせる。しかし飲み口はスッキリして、スイスイ飲むことができる。酒とは本来こういうものだという味である。若いフレッシュ感が好もしいが、これから熟成を重ねるとさらに旨味を増していくだろうと期待させる。来年の春、夏、秋と味の変化を愉しんでみたいものだ。

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 途中「丹後ちりめん歴史館」を40分ばかり見学し、「和久傳ノ森」には正午過ぎに着いた。美術館に入る前に敷地内にある工房レストラン『wakuden MORI』で特製メニューを堪能。敷地内で収穫された野菜や、京都産の魚や牛を使ったもので、さすが和久傳と参加者を唸らせるものであった。

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 食事のあとはいよいよ『森の中の家 安野光雅館』である。昨年亡くなられた安野氏の追悼展「イギリスの村」を開催中で、氏がイギリスの村々を旅して描かれた風景画が展示されているほか、愛らしい動物たちの絵や日本の風景画が展示されていた。私は安野氏の絵をこれまで何度も見てきたが、やはりイイ。なんというか見ているうちに心が穏やかに安らぐのである。生きていくうえでの心のあり方を教えられた気がするのは私だけだろうか。展示リストは以下のとおり。

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 このあと天橋立「元伊勢 籠(この)神社」に参拝した。元伊勢というのは伊勢神宮内宮の元宮、更に外宮の元宮という意味からそう呼ぶのだとか。当然のことながら本殿は伊勢神宮と同じような造りであった。脇から本殿を覗くと高欄に五色(青、黄、赤、白、黒)の座玉(すえたま)を見ることができる。伊勢神宮御正殿とここ以外には拝せられないものだそうです。

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 神社参拝を終えたあとは「橋立やまいち」と「道の駅 但馬のまほろば」で休憩と買い物。「橋立やまいち」では鯖へしことハタハタの干物などを、「道の駅 但馬のまほろば」では岩津ねぎとニンニクを買った。岩津ねぎはちょうど今日が解禁日。買わない手はないだろう。ニンニクは地元産のものが安く売られている。スーパーでニンニクを買おうとすると手ごろな価格のものはすべて中国産で、国内産のものはバカ高い。ちゃんと保管すれば腐るものではないので大量に買った。よい買い物をした。

 19:00前に高砂に到着。以上で旅程は終了だが、呑み仲間のKさん、Mさんのこと、せっかく高砂に来たのだから居酒屋『忠助』に行きたいという。私はハンドルキーパーなので酒を飲めないが、Mさんが行ったことがないというので案内することにした。よい居酒屋はできるだけ多くの人に知ってもらいたい。そこが繁盛することで、いつまでも営業していただけるのだ。こうした草の根居酒屋プロパガンダが大切なのだ。とはいえ、目の前の二人がうまい酒をグイグイやっているのを、ノンアルビールをちびちびやりながら見ているのは拷問以外の何ものでもない。KとM、この二人は口では「申し訳ない」と言っていたが、遠慮という言葉と無縁の人間であることは良く分かった。

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