佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『加古川ワインバル』と『馬馬家』

2022/01/08

 今日は加古川『馬馬家』でY隊長ほか数人の飲み会に参加。集合時間にはまだ時間があったので待ち合わせたY隊長と0次会として『加古川ワインバル』でワインを二杯ばかりひっかける。

 まずは”Verdicchio Spumante Brut Casalfarneto”。リンゴのような香り。フレッシュながら柔らかく繊細な味わい。コスパの良いスプマンテ

f:id:Jhon_Wells:20220108181920j:plain

 続いてはオーガニックワイン”Protocolo Organic Blanco Dominio De Eguren”。柑橘系の香り、優しい酸味が好もしい辛口。

f:id:Jhon_Wells:20220108183437j:plain

f:id:Jhon_Wells:20220108183520j:plain

 ちょいと二杯ひっかけた我々は良い気分で『馬馬家』に入りカウンターに陣取った。酒はそれぞれがチョイスしたものを持ち寄り。

 最初の酒を何にすべきか迷ったがおそらくスッキリ綺麗な酒であろう純米吟醸で始めることにした。「天の戸 Land of Water」。秋田県横手市『浅舞酒造』の酒。やや甘めのスッキリした味わいの酒。少しも尖ったところのない素直な飲み口の酒で酒宴の始まりにふさわしい酒であった。最初の肴「里芋と海老の真薯」のやさしい味わいにピッタリだった。

f:id:Jhon_Wells:20220108191642j:plain

 続いては「船中八策 しぼりたて 超辛口 純米生原酒」。毎年この時季に一度は飲まねば気が済まない酒です。キリッとした辛口の味わいに強めの酸が加わり、これぞ土佐の男酒という味わいだ。肴は「カツオのカツ」。土佐の酒にカツオとは。これは偶然か、あるいは店が機転を利かせて出してきたのか。いずれにしても『馬馬家』の母娘は酒飲みの舌を良く知ったなかなかの手練れとみえる。

f:id:Jhon_Wells:20220108193245j:plain

 次の酒は私が持ってきたもの。「奥播磨 純米にごり酒 活性すくい汲み 生」これも毎年この時季の楽しみとなっている酒である。開栓注意の酒で、過去何度も炭酸の圧力で栓を飛ばしてしまって失敗している危険な酒でもある。今日もポンッ!と大きな音とともに危うく栓が飛んでしまいそうになったが、なんとかぎりぎり最悪の事態は避けることが出来た。ただ、五分の一程度は瓶からあふれ出てしまった。にごりだけに見た目はまったりした味わいを想像しがちだが、若い酒だけにフレッシュでさっぱりした味わいである。炭酸と強い酸でスパッと切れる潔さ。これぞ新酒の味わいです。肴は「牡蠣のホワイトシチュー」。これまたにごり酒に合わせて白いものを出してきたのか。う~ん。偶然にしては出来すぎだ。ここの母娘恐るべし。

f:id:Jhon_Wells:20220108195603j:plain

「鰤のから揚げ」

f:id:Jhon_Wells:20220108202209j:plain

f:id:Jhon_Wells:20220108202355j:plain

 最後の酒は「大那 特別純米 にごり酒 生」。このにごり酒も爽やかであった。きめ細かな泡に包まれた軽快な旨味と甘み。綺麗な酒で肴の味とケンカしないなかなか良い酒だ。肴は牛ヒレ肉のステーキ。火のとおり具合がバツグン。時間は忘れたが56度で低温調理するのだとか。やはりこの店の母娘はなかなかの手練れである。

f:id:Jhon_Wells:20220108203753j:plain

 〆の雑炊も優しい味わい。酒飲みの欲しいものを出してくれる店であった。

f:id:Jhon_Wells:20220108205409j:plain

 すっかり酔っ払った我々は近くのスナックに繰り出しカラオケを楽しんだ。私はもう長く歌ったことがないのだが、調子に乗ってというか、場をしらけさせてはいけないと思って思い切ってマイクを握った。始めてカラオケで歌う『バンザイ~好きでよかった~』。歌うと言うより絶叫していた。今日もおバカな飲んだくれ。コロナ禍だろうと何だろうと今日も楽しい一日であった。チャン、チャン!!