佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『ビブリオ古書堂の事件手帖Ⅲ~扉子と虚ろな夢~』(三上延:著/メディアワークス文庫)

2022/03/28

『ビブリオ古書堂の事件手帖Ⅲ~扉子と虚ろな夢~』を読んだ。このシリーズが大好きで、新刊が出るのを楽しみにしている。本屋に並んでいるのを発見し即購入したもの。

春の霧雨が音もなく降り注ぐ北鎌倉。古書に纏わる特別な相談を請け負うビブリアに、新たな依頼人の姿があった。ある古書店の跡取り息子の死により遺された約千冊の蔵書。高校生になる少年が相続するはずだった形見の本を、古書店の主でもある彼の祖父は、あろうことか全て売り払おうとしているという。なぜ―不可解さを抱えながら、ビブリアも出店する即売会場で説得を試みる店主たち。そして、偶然依頼を耳にした店主の娘も、静かに謎へと近づいていく―。

 

 

 樋口一葉夢野久作と私が未だ読んでいない作家の本にまつわるミステリー。樋口一葉は文語体なので読むのに抵抗感がある。しかし、夢野久作ならば読んでみたい気もする。むしろ読書を趣味とする者として、奇書と名高い『ドグラ・マグラ』を読んでいないのもどうかと思う。しかしこの本には魔物が潜んでいるような気がする。まさか読んで気が狂ってしまったりはしないだろうが、なんとなく不穏な気配のある本だ。果たして読むべきか、読まざるべきか・・・。結論は「保留」。齢60歳を超え、守りに入っている私である。