佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

露の紫『とりどり男紫・其の四~命がけの男噺~』

2022/03/29

 今日は久しぶりの『天満天神繁昌亭』。呑み友・露の紫さんの落語を聴くためである。繁昌亭に来たのは2019年7月1日の杮落とし公演以来なので、ほぼ3年ぶりである。

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 繁昌亭に来れば噺前のうなぎ。繁昌亭の楽屋口を出てすぐの鰻料理「亀の池 浪速」でうな重をいただいた。ここは故・桂米朝師匠のお気に入りの店だったと聞く。余計な油を落とした、こんがりサクッとした鰻がうまい。関西の鰻はこれでなくちゃいけない。女将さんのやさしい気遣いもうれしい店だ。

 18時半から公演が始まる。

 

【番組】

「狼講釈」は初めて聴く噺。自分を講釈師だと偽った男が語る苦し紛れのごちゃ混ぜ講釈が楽しい。中入り前の「愛宕山」、そして取りの「桜ノ宮」はいかにも上方落語らしい鳴り物が入ったにぎやかで楽しい噺。そういえば「愛宕山」は米朝師匠の十八番だったな。

 全体を通して紫さんの明るく溌剌としたキャラが感じられた楽しい公演でした。