2022/06/22
映画『前科者』(2022年1月、日本)を Amazon Prime Video で観た。罪を犯した前科者たちの更生、社会復帰を目指して奮闘する保護司の姿を描いた同名漫画(原作・香川まさひと/作画・月島冬二)を映画化したものらしい。
映画会社の触れ込みを引く。
良い映画でした。かなり良かった。小説の映画化には作品の良さを捉えきれずガッカリさせられることが多いが、漫画の映画化は成功しやすいのかもしれない。特に森田剛(工藤誠役)、若葉竜也(誠の弟・実役)の好演が眼を引く。終盤、再び人を殺めてしまいそうになる工藤誠(森田剛)に阿川佳代(有村架純)が対面した場面の森田の演技の素晴らしかったこと。観ている私にも阿川保護司の温かさが胸に迫りもらい泣きしてしまった。
もうひとつ、触れておきたいのは警視庁刑事役のマキタスポーツとコンビニ店長役の宇野祥平の演技。これがイイ。脇役ながらさりげない演技に他の役者にない味わいがあった。素晴らしい。