佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『仮面病棟』(知念実希人:著/実業之日本社文庫)

2022/06/30

『仮面病棟』(知念実希人:著/実業之日本社文庫)を読んだ。

 まずは出版社の紹介文を引く。

怒濤のどんでん返し、一気読み注意!!
強盗犯により密室と化す病院。息詰まる心理戦の幕が開く!

療養型病院に強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。事件に巻き込まれた外科医・速水秀悟は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る―。閉ざされた病院でくり広げられる究極の心理戦。そして迎える衝撃の結末とは。現役医師が描く、一気読み必至の“本格ミステリー×医療サスペンス”。著者初の文庫書き下ろし!

 

 

 

 クローズド・サークルを舞台にした本格ミステリは私をとらえて離さなかった。文字どおり一気読みした。

 腎移植の問題を背後においた医療ミステリは単なる謎解きではない厚みを感じさせ満足感が高い。

 知念氏の本を読んだのは本書で二冊目。二年以上も前のことであったが、『十字架のカルテ』を夢中で読み耽ったことは記憶に新しい。この作者にハズレ無しとみた。これはデビュー作から順番にすべて読むべきだと考え、さっそく『レゾンデートル』(実業之日本社文庫)を発注した。

 

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