佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

京都千本中立売『神馬』

2022/07/15

 明日昼に開かれる大学同窓会京都支部主催の「ゆかた会」出席に備え前乗りの京都。昼は四条大宮『立ち吞み 庶民』で満足の750円吞み。今日の夜はゆっくりと呑める。まず一軒目に選んだのは千本中立売の『神馬』。その名が全国の居酒屋ファンに轟いている名居酒屋である。予約をしていないが17:00開店と同時なら一人ぐらいなんとかなるだろうと16:50に暖簾をくぐったのだがあぶなかった。全席予約で一杯。18:30までで良ければという条件で一席なんとかしてもらった。

 酒は「立山」をチョイス。お通しでちびちびやりながらメニューを検討。やはり京都の夏らしく鱧を食うことにした。おとしにするか焼霜にするかまよったが焼霜造りにしてもらった。香ばしくレアな鱧と透明感があり辛口の「立山」の相性はすばらしい。正解であった。

 続いての酒は「びわこのくじら 無濾過生原酒」。アルコール度数20度、濃厚な酒らしいのでロックでいただく。こいつに合わせたのは「黒豚レアとんかつ」。低温調理してある。ハーフサイズにしてもらった。これまた大正解。とんかつはけっしてしつこくはないが脂のうま味が命。それに酒が負けていない。お互いがお互いの引き立て役ではなく、己を主張しあっておもしろい。

 この後、高校の同級生と別の店で吞むことになっているので、これくらいで切り上げようかと思ったが、この店できちんと〆まで味わいたい。「鯛小袖寿司」2貫と「しじみの赤だし」を注文。

 ほんの小一時間であったが、大満足であった。次は予約をいれてゆっくりと吞むと心に決めて店を後にした。店を出るときご主人が外まで見送りがてら「雨、ふってまへんか」と気遣って下さった。ちょっとした気遣いがうれしかった。